「Emotet」と呼ばれるコンピュータウイルスの感染拡大に関する注意喚起
今般、コンピュータウイルス「Emotet」(エモテット)による感染が急拡大しており、実在の組織や人物になりすましたスパムメールの受信事例等が多数確認されています。このようなメールの添付ファイルの開封やURLのクリックにより、Emotetへの感染のおそれがあります。
実際に確認されたなりすましメールは、メールの差出人(送信者)として、日頃やりとりしている関係者の氏名やメールアドレス、関係機関名が表示されている、メール本文中に実際の署名情報が表示されている、というような特徴があります。
※「Emotet」(エモテット)とは、感染した端末から情報の窃取を行うだけでなく、窃取した情報を用いて、実在の組織や人物になりすましたスパムメールを送信し、さらなる感染拡大を行う機能を持ったウイルスです。
現時点では、当事務所においてEmotetの感染は確認されておりませんが、事務所でも、先日、メールの差出人(送信者)として、当事務所所属の弁護士の氏名が表示されているなりすましメールが確認されました。
つきましては、差出人(送信者)が当事務所所属の弁護士、事務員となっているメールや、差出人名部分に当事務所メールアドレスであるかのような不審な特徴があるメールを受信された際は、差出人(送信者)情報やメール本文中に関係者等の情報が表示されている場合であっても、必ず実際の送信元のメールアドレスを確認し、正規のメールアドレスと一致しない場合は、添付ファイルの開封等は絶対に行わず、メールごと削除してください。
また、実際に過去にやりとりしたメールの件名が付されており、同メールへの返信を装うものもあるとのことですので、十分にご注意ください。
一見、当事務所と関係がありそうな内容や、当事務所関係者から送付されているように見える添付ファイルであっても、信頼できるものと判断ができない限りは、添付ファイルの開封や、記載されているURLをクリックしない、確実な手段で差出人に確認する等、改めてご注意ください。
当事務所所属弁護士や事務員からのメールを受信した場合には、開封前に実際の送信元メールアドレスをご確認いただきますようお願いいたします。